私たちは、個々の先生方のご要望に対して、雇う側(医療機関)、雇われる側(麻酔科医)の双方の立場を考慮して対応します。特に、非常勤の勤務は、何かあれば契約解除の不安定さも持ち合わせていますので、出来るだけ長期的雇用での安定性を意識します。結果的には、さまざまなご要望の中で外せないポイントを絞り、優先順位を定め、時と場合によっては最重要ポイントのご要望以外は妥協していただくこともございます。
職場環境を調整するポイントは、「業務量コントロール」と「評価」だと思います。そして、関係するスタッフと麻酔科医師双方の信頼関係も重要です。業務量コントールとは“忙し過ぎない”ということと、“特定の方に業務を集中させない”ということです。評価はわかりやすい面では、「給与」ですが、スタッフや院長、外科系医師からの“感謝”も重要な要素です。ホスピタリティが存在しているかどうかです。
大学からの依頼で公的・準公的医療機関(県立病院、市立病院、公立病院、赤十字、済生会など)を支援しています。
大学からの依頼(厳密には大学に相談に来た医療機関を教授・医局長からの紹介)で受ける案件のほとんどが地域基幹病院になります。地域支援を何とか支えたいという思いもあり積極的に支援しています。
具体的な例としては、実質2か月前に某大学より依頼を受けた、公的病院の“1年間”、“365日”、“24時間”、麻酔科体制の構築病院でした。フルオンコールで日勤帯も常時2列を支援し、スケジュール的にもギリギリだったのですが、多くの先生方の協力と病院側の柔軟な対応にも助けられて何とか完遂することが出来ました。
働くことに時間の制限があっても安心してください。一番考慮すべき点はすべての条件のバランスを整えること。特に「働くことができる時間軸」を重視しています。結果的には、常勤麻酔科医師が複数在籍する医療機関に対して、勤務日数、時間、手当等の条件面を微調整して継続勤務をつくるケースが多いと思います。また、先生方の技術力の維持にも考慮し、大学病院(関連病院)や大型の総合病院など、医局に出入りするだけでも自動的に新しい情報が流れてくる医療機関を取り入れることにもこだわっています。